2009年08月15日

高野山ちょこっと観光の記

たまにはまじめに観光日記を書いてみようかと思ったところ、
えらく長くなってしまい、
アップするまでに間があいてしまいましたが、
海の日の連休に高野山へ行ってきました。

実は小さい頃に一度だけ、
祖母に連れられて行ったことがあるはずなんですが、
その時は観光ではなかったし、
そもそもよく覚えていないので、ほぼ初めて来るようなもの。
かといってあまり予習はせず、経路や雰囲気だけをざっと調べて、
朝から南海電車でれっつらごー。

それにしても道中、高野下駅を過ぎたあたりから、
ものすごい勢いで景色が寂しくなってくるのにはおののきました。
特に、紀伊細川駅や紀伊神谷駅の近辺は、
一面切り立った山と森で、人気も建物もなく、
またいでしまえるくらいにちっちゃいプラットホームがぽつんとあるだけ。
大変失礼ながら、駅の存在意義あるの? というか、こんなとこ人住めるの?とか考えていると、
二つ隣に座っていた学生服の少年が、たったひとり降りていきました。
ひょっとして狐じゃないかしら、と
ちらっと思ったのはここだけの話。

極楽橋駅からはケーブルに乗り換え、
無事高野山駅へ到着。
ここはもう、振り返ると水墨画のような“ザ・山”っていう景色。
でも、そこから細い道をバスに揺られていくと、
突如普通の市街地が現れて面食らいます。ここは桃源郷かと。
(参考:グーグルの地図モード。航空写真を拡大して、高野山駅までの線路沿いと、
 女人堂を過ぎて以降の風景とを見比べていただくとわかりやすいです。)

そしてほどなくバスを降り、
まずは総本山、金剛峯寺へ参詣いたしました。
(参考:マップ
以下写真。

2009_0719_112838-DSC01840.JPG
金剛峯寺正門

2009_0719_113014-DSC01841.JPG
屋根の龍が厳めしい。

2009_0719_125707-DSC01850.JPG
軒の部分にも立派な神獣の彫刻。
総本山だけあって、ほかにも、
そこかしこに見事な彫刻がほどこされています。

中へも入ってみました。拝観料500円。

2009_0719_122410-DSC01843.JPG
蟠龍庭(ばんりゅうてい)という、日本最大級の石庭。

2009_0719_122554-DSC01844.JPG
ひろーい。

ちなみに、白川砂は京都から、石は弘法大師ゆかりの地、四国から
取り寄せるというこだわりようで、
雲海の中の龍に見立てて、ぐるりと建物を取り囲むように配されています。
雌雄一対の龍に奥殿が守られているという意匠。

2009_0719_124416-DSC01847.JPG
真然廟の手前あたりには、小ぶりの鯉がたくさん泳いでいる、
かわいらしい池が。

2009_0719_124650-DSC01849.JPG
こちらがその真然廟。
空海の死後、壇上伽藍の造営を引き継いだ、甥の真然が祀られています。

ところで、真然廟の前に賽銭箱があったので、お金を入れて拝んでいたら、
小学校低学年くらいの男の子と母親がやってきました。
男の子は母親から財布を受け取ると、「(コインを)何個入れてもいいの?」と言いながら、
うれしそうに駆け寄ってくるからさあ大変。
母親が慌てて、
「あのね、5円玉を入れるのがいいのよ。ご縁がありますようにって」と、
いかにも母親が言いそうな屁理屈でたぶらかして丸めこんで諭していました。
もし将来息子が、僧侶になりたいって言ったら賛成してあげるんでしょうねぇー。

まぁ、ソレハサテオキ。
途中、お寺の中ほどに、参詣者への接待所として、新別殿という広間がありまして、
そこで茶菓をいただいて足を休めることができました。
このお寺は広いですし、出た後も一日歩き回るのですから、かなりありがたかったです。

2009_0721_142927-DSC01867.JPG
これが新別殿でいただけるお菓子。

新別殿のそばに見本が置いてあって、
金剛峯寺でしか売られていないお菓子だと書いてあったのですが、
帰りにお寺の拝観口のお土産コーナーをのぞいてみると、そこには影も形もない。ありゃ。
とりあえず新別殿まで戻って、入り口で出迎えてくれたお坊さんに尋ねたところ、
わきにある小部屋から箱を出してくださって、無事買うことができました。
菓銘は見本のところに書いてあったのですが、残念ながら失念。
(「さざなみ」とあったような気もするのですがはっきりしません^^;)
箱や包みにも書いていないうえに、検索しても調べがつかなかったので、
ご存知の方は教えてくださるとうれしいです。

ちなみにお味のほうは、
軽い口当たりでほんのりと甘く、とてもおいしいです。
薄く糖衣をひいた、上等な最中の皮のような風味と食感で、ちょうど、
うちわを上品にしたみたいな感じです。
でも、それを連れに話したら、
うちわなんて知らないと言われてしまったので、
一応うちわも紹介。

2009_0809_102716-DSC01879.JPG
こんなのです。こちらでは夏場によく売られているのですが、
関東ではポピュラーではないみたいですね^^;

ほかにも、襖絵の数々や秀次自刃の間など、見どころがいろいろあるのですが、
残念ながらそうしたものは撮影ができないので写真はありません(汗)
だからというわけでもないんですが、金剛峯寺、
ぜひ、実際に行ってご覧になることをおすすめします。
外観から想像するよりも、ずっと広くて渋いですから。
特に、かつて天皇の応接間として使われたという書院上段の間は、
部屋の天井や欄間に緻密な彫刻がほどこされ、
壁は総金箔押しという渋豪華さです。
(大体の様子は、金剛峯寺のサイトで、画像付きで見ることができます)

なお、先に書いたとおり、お守りなどのお土産のたぐいは、お寺の拝観口で売られています。

2009_0721_143248-DSC01871.JPG
各種お守りは1つ700円ほど。自分用と祖母用に2つ購入。

金剛峯寺には結局1時間以上滞在して、
出る頃にはもうお昼過ぎだったのですが、付近には
昼食をとれるようなお店も食べ物を売るお店もなく、
まだ大してお腹もすいていなかったので、そのまま霊宝館へ。

こちらの拝観料は600円ですが、高野山駅のパンフレット棚で取ってきた、
特別展のチラシに割引券がついていたため、480円で入ることができました。
撮影はできなかったため写真はありませんが、
仏像や仏画、鐘、空海の書など貴重なものがたくさん。
中でもやはり、国宝の八大童子像(特に運慶の手になる像)が、
生き生きとして迫力があり素晴らしかったです。
霊宝館のサイトの収蔵品紹介ページに一部画像があります)

霊宝館を出た後は、もうとっくに3時を回っていて、
お腹もすいてきていたのですが、やはり食べ物を売るお店が全く見当たらず、
付近の食事処は、すべてお昼で営業を終えてしまっている状態。
しょうがないのでとりあえず、霊宝館入口の喫煙コーナーのベンチで、
持参していたプリッツを食べて腹ごしらえしてから、壇上伽藍方面へ。

以下写真。
お昼を食べていないうえ、そろそろ帰り時間を気にする必要があったので、
この後は建物内の拝観はせず、外から眺めるのみになってしまいました。

2009_0719_154226-DSC01851.JPG
手前が金堂。後ろにちらっと見えるのは根本大塔。

2009_0719_154340-DSC01852.JPG
根本大塔

2009_0719_155223-DSC01855.JPG
東塔

携帯カメラの画質を考えて、
昭和になって再建されたきれいな塔ふたつしか撮ってきませんでしたが、
他にもいろいろな塔やお堂があります。

2009_0719_162147-DSC01862.JPG
そしてこれが大門。(高野山の正門にあたる)

2009_0719_161400-DSC01858.JPG
裏側はこんな感じ。
あたりに紫陽花が咲いていて綺麗でした。

あとは、近くのお店で、
お土産に角濱ごまとうふ(こんなおいしい胡麻豆腐初めて!)を買い、
徒歩で街の中心部まで戻って、
まだ営業していた食堂で山菜うどんを食べ、
バスに乗ってそのまま帰りました。

高野山、事前に予想していたよりも、ずっと見どころが多くて楽しめたので、
この秋にでもまた訪ねて来ようと思います。今度は一の橋以遠のエリアを。
一度天空にも乗ってみたいですしね。

posted by ta at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけの記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/125743723
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。