2010年03月11日

昨夜の夢があまりに穏やかで美しかったから

手ざわりの残っているうちに、
その印象を自分のなかに留めておきたくて、
忘れないためのメモ。


部屋のベランダから見下ろすと、
あたり一面が水田になっている。
よく晴れた、それでいて日差しの穏やかな午後で、人影はなく、
育ち盛りの稲穂が、一斉に青々と揺れている。
水田のはじっこには、簡素な物干し竿が組まれてあり、
真っ白なシーツが一枚、風をはらんでひらひらと揺れている。
竿のてっぺんには、農作業用かしら、
大きな麦わら帽がひとつ掛けられていて、
うららかな陽光を浴びながら、持ち主の帰りを待っている。

初めは分からなかったけれど、ふと気付くと、
どこからか、優しい音楽が漏れ聞こえてる。
いまの空気の穏やかさを破らないぎりぎりの音量のそれは、
あるいは無音よりも深い静けさを、この風景にもたらしている。
特別なものは何一つないけれど、すべてがきらきらと満ち足りている、
そんな感じの夢。

もしかしたら、天国って、こういうのかもしれない、と、
目を覚ましたあとにひとり思った。

posted by ta at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のよしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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